ラ・ママ
タイプ:白
味わい:甘口
ボディ:ミディアムボディ
生産者:ジャン・ユタール
生産地:フランス|アルザス
品種:ゲヴェルツトラミネール100%
ヴィンテージ:2018年
Les visages (レ・ヴィザージュ)のシリーズは、ジャン・ユタ―ルが所有する複数の区画をブレンドしたワイン。ステン レスタンクでの醸造熟成。残糖は44g/l。ゲヴェルツトラミネールらしいライチやエルダーフラワーなど妖艶でエキゾチックなアロマ。洋梨や白桃のコンポートなど甘さをしっかりと感じながらもクセやクドさは一切無く飲みやすい。どこかほっこりする優しさを感じさせてくれるラ・ママの名前に相応しいワイン。洋梨のコンポートや白餡の和菓子、スパイシーなエスニック料理やマンステールなどウォッシュチーズと合わせて。
【ワイナリーについて】
クレマン・ダルザスのパイオニアとも知られ、高い評価を受けるジャン・ユタル。2015年より、ワイナリーは現当主のアントワンヌとエレーヌに引き継がれ、ビオロジック転換や SO2 無添加ワインの生産などに取り組み、さらなる品質のワインを求め進化を続けています。
1860年よりアルザス地方、オー・ラン県、コルマール村近くのゼレンベルクの地でワイン造りを行うユタ ル家。 1945 年よりジャン・ユタールの名でワインを生産しています。現在の所有畑はゼレンベルクを中心に約 8ha 。グランクリュは、マンデルベルグ、ショーネンブール、ソーネンブランツの 3 つを所有しています。
ジャン・ユタールはアルザス地方でのスパークリングワインの可能性をいち早く見出したワイナリーの一つ。ドップ・オ・ムーラン( Dopp au Moulin )など、他に4つのワイナリーと共にクレマン・ダルザスのAOC 承認に尽力したパイオニア的ワイナリーの一つでもあります。
彼らの生産するワインの中でも、やはりそのクレマン・ダルザスが最 も評価されており、 40 か月以上に及ぶ瓶内熟成、醸造中の SO2無添加など、スパークリングワインに適した酸を持つ冷涼なヴィンテージにしか造られない彼らのクレマンは、他のワイナリーが生産するクレマンとは一線を画します。
ワイナリーは、 2015 年に新世代となるアントワンヌとエレーヌに引き継がれることとなり、彼らはさらにより品質の高いワインを求め、畑を無農薬無化学肥料で管理することを決め、ビオロジックの認証を取得、さらには SO 2完全無添加のワインの生産にも着手しています。
ワイナリーは、 2020 年に創業160 周年を迎え、ワイナリーの醸造設備などを一新させ、新しいキュベである「 Les Visages (レ・ヴィザージュ)」のシリーズの生産もスタートさせました。
【フィロソフィー】
ジャン・ユタールが拠点を置く「ゼレンベルク」は、「リクヴィル」や「リヴォ ヴィレ」と並び、中世の時代よりアルザス地方のワイン造りの中心として高く評価されていました。彼らが所有する 8ha の畑は、 6 つのコミューン(ゼレンベルク、リヴォ ヴィレ、ユナヴィル、ベブレン ハイム、ミッテルヴィル、べネヴィル)に位置し、 45 区画に分かれ、土壌は、粘土、石灰、砂岩、マルヌなどの多岐にわたります。
ジャン・ユタールのワイン造りではその多様なテロワールの表現に力を入れており、畑の生態系を豊かにするため、アルザス地方ではいち早く、1950 年代にカバークロップを導入しました。他にも、ビオロジック農法にて畑を管理することや、 SO2 などの添加物を極力減らすこと、リューディごとにワインの生産をすることなどに注力しています。
ヴィンテージ
生産者
品種
ワインチャート
アタック | 3.50 |
---|---|
甘味 | 4.00 |
酸味 | 1.50 |
渋味 | 1.00 |
ボディ | 3.00 |
苦味 | 2.00 |
旨味 | 3.50 |
余韻 | 3.50 |
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