ピエール・パイヤール ミレジム 2008

¥14,300円 (税込)
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【商品情報】
ピエール・パイヤール ミレジム 2008
タイプ:泡|白
味わい:辛口
ボディ:ミディアムボディ
生産者:ピエール・パイヤール
生産地:フランス|シャンパーニュ
品種:シャルドネ 55%|ピノ・ノワール 45%
ヴィンテージ:2008
ドサージュ:1.8g/L

《生産者情報》
「グランクリュ、ブジー」
モンターニュ・ド・ランス地区の南部に位置するブジーは、シャンパーニュのグランクリュで最もパワフルなピノ・ノワールを生み出す。隣村のアンボネイもピノ・ノワールで名高いグランクリュの村のひとつだが、それぞれのキャラクターは異なる。アンボネイは、ふくよかな果実の中にフィネスを備えた豊満な味わいとなる一方、ブジーでは、日照豊かなほぼ真南を向いた斜面と厚い粘土に覆われたベレムナイト・チョークの土壌から、肉厚で力強い男性的なシャンパーニュが生まれる。そのため、この村はスティルの赤ワインの産地としても知られており、ブジーのピノ・ノワールから造られたブジー・ルージュは、著名メゾンを含め、ロゼ・シャンパーニュのアッサンブラージュに重用されている。1768年からブジーでブドウ栽培に携わるピエール・パイヤールは、この村に深く根差す生産者だ。レコルタン・マニピュランとして現在の醸造所を設立したのは、戦後間もなくの1946年。現在は、8代目となるアントワーヌとカンタン・パイヤール兄弟を中心にシャンパーニュを生産している。

「ピエール・パイヤールのアイデンティティ」
彼らの畑で最も特徴的なのは、所有畑が全てブジーにあること、そしてシャルドネの栽培比率が高いことだ。ピノ・ノワールのグランクリュとして有名なブジー全体では、作付面積の89%をピノ・ノワールが、11%をシャルドネが占めるが、ピエール・パイヤールでは、11haある所有畑の3割以上となる4haにシャルドネが植えられている。パイヤール家では、ブジーのブドウのみから造られるパワフルなシャンパーニュの中にフレッシュさとエレガンスをもたらすため、この村では例外的に高いシャルドネ比率を代々受け継いできた。もうひとつ、ピエール・パイヤールのアイデンティティの要となるのが、ふたつの単一畑、レ・マイユレットとレ・モトレットだ。前者にはピノ・ノワールが、後者にはシャルドネが植えられており、これらの古樹の区画はピエール・パイヤールの『母なる畑』と呼ばれている。長年、植樹はセレクション・マッサールで行っているが、その苗木には必ずレ・マイユレットとレ・モトレットのブドウの枝を用いるためである。ドメーヌのスタイルとそのベースとなるブドウの遺伝子を後世に伝える役割を担う重要な畑だ。また、これらの畑のワインは単独で瓶詰めされており、単一品種でこのグランクリュの魅力を純粋に表現したブラン・ド・ノワールとブラン・ド・ブランとしてリリースされる。

「ベターヌ&ドゥソーヴで2ツ星を獲得」
ブドウ栽培は20年前からリュット・レゾネで行っており、自然の野草で覆われたブドウ畑では、ここ15年間、化学肥料を一切使っていない。病害虫への対策は防除を基本とし、薬剤の使用は最小限に抑えている。ビオディナミやビオロジックの手法も取り入れつつあるが、土壌とブドウの樹のバランスを保つことが目的であるため、ビオ認証にはこだわらない。また、植樹の際には土壌をリセットさせるために、畑を丸2年間休耕させている。醸造は区画と品種に分けて行い、発酵槽には主にステンレスタンクを使用。一部のワインにはコンクリートタンクも用いている。アルコール発酵後、全てのベースワインはマロラクティック発酵を経て、澱とともに8ヶ月と長期間熟成させるのが特徴だ。瓶詰後の熟成も長く、最低42ヶ月。19世紀に建造された熟成用セラーは地下16メートルにあり、年間を通じて室温が10度に保たれている。ベターヌ&ドゥソーヴでは2ツ星獲得、シャンパーニュの世界的権威であるワイン評論家のトム・スティーヴンソンは彼らのシャンパーニュ全てをおすすめと評している。

《ワイン情報》
完熟した赤系果実、オレンジの皮やマルメロのアロマに、チョーキーなミネラルが感じられる。非常にクリアで長い余韻はスパイスや澱に由来するトースティーなニュアンスが楽しめる。ブジーの魅力をあますことなく表現した偉大なグランクリュ・シャンパーニュ。

全体印象を一言でいえば、アップルパイもしくは洋梨のタルト。焼きたてのパイ生地にカスタードクリーム、甘く煮た林檎の香りに、柑橘類のほのかなアクセントを見つけました。
抜栓したばかりの段階では、香りのふわりとした甘みと真逆のフレッシュで切れの良い酸が前に・・・印象の相反ぶりにちょっと驚くほどです。ですがほんの10分ほどの経過から変化がスタート。僕の印象では、開けて90分後くらいから香りと味わいのイメージが歩み寄りを始めました。だんだんと、香りの第一印象が味わいの中にも現れてきて、テクスチュアをなめらかに感じるように。アフターにはフレッシュな林檎の甘みがゆっくり残り、次のひと口を誘いました。 (インポーター「フィラディス」情報)
ヴィンテージ
品種
ワインチャート
アタック 3.50
甘味 1.50
酸味 3.50
渋味 1.50
ボディ 3.50
苦味 2.50
旨味 4.50
余韻 4.50

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